DockerでUbuntuを動かす - マウント編

前回はDocker初心者の方向けに、DockerでUbuntuを動かす方法について解説しました。今回は、Dockerコンテナ内でのファイル操作について学びましょう。

概要

Dockerコンテナ内で作成したファイルをホストマシンに保存する場合、マウントを利用します。マウントを使えば、Dockerコンテナ内で作業した結果を、ホストマシンでも利用することができます。

マウントの方法

マウントには、以下の2種類があります。

  • バインドマウント
  • ボリュームマウント

バインドマウント

バインドマウントは、ホストマシンのディレクトリをDockerコンテナ内にマウントする方法です。以下のようなコマンドで実行します。

$ sudo docker run -v [ホストマシンのディレクトリ]:[コンテナ内のディレクトリ] [イメージ名]

例えば、ホストマシンの/home/user/workディレクトリをDockerコンテナ内の/workディレクトリにマウントする場合、以下のようにコマンドを実行します。

$ sudo docker run -v /home/user/work:/work ubuntu

ボリュームマウント

ボリュームマウントは、Dockerコンテナ内にデータボリュームを作成し、そのボリュームをホストマシンと共有する方法です。以下のようなコマンドで実行します。

$ sudo docker run -v [ボリューム名]:[コンテナ内のディレクトリ] [イメージ名]

例えば、myvolumeという名前のボリュームを作成し、Dockerコンテナ内の/dataディレクトリにマウントする場合、以下のようにコマンドを実行します。

$ sudo docker run -v myvolume:/data ubuntu

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、Dockerコンテナ内でのファイル操作について学びました。マウントを使えば、Dockerコンテナ内で作業した結果を、ホストマシンでも利用することができます。ぜひ、実際に手を動かして、Dockerの使い方をマスターしてください!